日本以外のアジア圏で随一のチップチューン・コミュニティを持つインドネシア。
これまで数多く発表されているチップコンピレーションの中で、ダミ声ヴォーカルを冠したハードコアチューンが度々登場しひとつの特徴を形作っていたが、この「Chorophobia EP」はまさにそれに特化した内容となっている。
Son of A Bit!は2010年から一貫してチップチューンメタルのバンドとして活動しているとのことで、音作りにもかなりの完成度が感じられる。
6曲入りというEP〜ミニアルバムサイズの作品ではあるが、単独アーティストのまとまったアルバムなどがまだまだ少ないインドネシアのチップチューンシーンにあっては大きな意味のあるリリースと言えるだろう。