レトロゲームファンにとって、操作性やメンテンス性・価格などの面で強い味方なのが互換機の存在だ。
特にファミコンではオリジナル仕様の不便さと需要の高さが相まって多くの互換機が発売されているが、ゲームボーイの互換機はオリジナルの完成度の高さゆえか、それほど多く作られてはいない。

 
そんな中、レトロゲーム互換機や周辺機器を製造・販売している米Hyperkin社がゲームボーイの互換機を開発中という。

Hyperkin社からの正式アナウンスはまだされていないが、米GIZMODOによると、同機はゲームボーイポケット風のアルミニウム筐体に、バックライト液晶、そのカラー調整用ダイヤル、ステレオスピーカー、そして左右両側にオーディオ出力を装備している。
バッテリーはUSB-C経由で充電可能で、持続時間も6時間とかなりの性能だ。
基本機能はそのままに、周辺をモダンな仕様で固めて利便性を高めていると言えるだろう。
発売は今年夏を予定しており、価格は$100以下になる見込みだという。

 
ゲームボーイは各モデルごとにオーディオ波形がかなり異なっていることが知られているが、
どの機種の波形に近くなるのか、あるいは全く違った味わいの波形となるのかは現時点ではまだ不明だ。
果たして新たなチップチューンデバイスのスタンダードとなるか、要注目だ。