Win-VST用8bitプラグイン2種!

  • 2019.01.16

DAW用8bit音色プラグインというとMagical 8bit Plugが長らく定番となっており、現在でもMac/AudioUnit環境では有力な選択肢だが、Windows/VSTi環境では同プラグインの64bit対応が未了ということもあり、しばらく決定的な音源がない状況が続いていた。

しかし昨年・今年とたてつづけで2種のVSTiプラグインが登場し、選択肢が一気に広がった。
ここではその両方をご紹介する。

SANA 8bit

もりりん氏が昨年発表したVSTi。
Win/Mac両方のVSTiに対応している(Mac/AudioUnitには非対応)。
Magical 8bit Plugと同等のファミコン基本波形、ADSRエンベロープ、周波数スウィープ、ビブラートなどをサポートするほか、波形メモリ音源とポルタメントも搭載。
波形メモリは外部ファイルへの読み書きにも対応するので再利用やデータ交換にも便利そうだ。
波形ディスプレイが付いているのも親切だ。
また、ソースがGitHubに公開されているので腕に覚えがある人は改造や開発への参加も可能だ。

DoReFAMI

theta氏が今年発表したVSTi。
こちらはWindows専用。
Magical 8bit Plug同等のファミコン基本波形、ADSRエンベロープ、周波数スウィープ、ビブラートなどに加えて、ポルタメントもサポートする。
さらにオプションとして、ファミコン風の粗い音量変化をシミュレートする4bitエンベロープも装備。
音の減衰が滑らかすぎるのが気になる場合に有効そうだ。
また、同氏はVSTエフェクト「Deltanizer」も公開している。こちらはファミコンのデルタPCM風の音色を再現するオーディオプラグイン。都度波形を変換する必要などがない分気軽に試すことができそうだ。

情報協力:tobokegao

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