ゲームボーイでの作曲ツールとして、LSDjと並んでアーティストに愛用されているのがNanoloop。
汎用的な音楽ツールを志向しているLSDjとは対照的に、Nanoloopはループ音楽にフォーカスした独自の設計思想・独自の音作りが特徴的だ。
のちにiOS版も発表されているNanoloopだが、今度はさらにハードウェアデバイスとして販売すべく、現在クラウドファンディングが展開されている。

開発はすでにフル機能のプロトタイプが制作済みという段階まで進んでおり、この後は生産に向けての準備や調整を進めていくという。

 
デザインはポータブルゲーム機を踏襲したコントロールパッドとボタンの構成だが、ディスプレイは8×5のLED列、5桁の7セグメント表示といたってミニマル。Nanoloopのミニマリスティックな設計思想をそのまま反映しているという印象だ。
音源はアナログフィルタ付き・2和音の矩形波チャンネル、ステレオ4和音のFM音源チャンネル、モノラル専用のFM音源チャンネル、ノイズ／クリックチャンネルの計4チャンネルという構成になっている。

 
ファンディングの目標額はすでに達成しているが、4/1いっぱいまで（正確にはKickStarterのページ参照）はまだ支援を受け付けている。
他のクラウドファンディングプロジェクトと同様、完成時に製品を手に入れられるコースも存在するので、いち早く入手したい人はぜひ支援しておきたいところだ。