kyoheifujitaの初ソロアルバムが提案する「モノ」と「データ」

  • 2014.12.02

耽美的な世界観で独自のチップチューンを展開する、元・うさぎのへいたいは待機のkyoheifujitaが、ソロプロジェクト「nakimusi」として初のアルバム「Opus0.1」を発売した。

Bandcampでの配信とともに、ライブ会場やショップで「アクリル板」の販売も行うという。
「アクリル板」とは、CD盤と同じ形状のアクリル板にアートワークとダウンロード用QRコードを印刷したもの。

Opus0.1

「結局扱うのはデータ」との考えから、「音楽データを手に入れるための何かで、且つ本体に容量はなく、ほんで持っていてうれしくなるようなもの」として今回のアクリル板という形態が考えだされたという。

もはやCDが音楽を聴くためのものではなくなりつつある一方で、このアルバムのような試みや、別記事で紹介しているケースへのこだわりやカートリッジでのリリースなど、「モノ」と「データ」の再定義は今後さらに進んでいきそうな気配だ。

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